2020年 11月 18日
愛しき讃岐うどん 3
過日、愛しき讃岐うどん 2の時にちらっと書いたのだが、実はその日は先にもう一軒行っていた。
高松市の「はりや」さん。
↑この方のブログを拝見し、是非とも食べてみたいと前日より胸躍っていたのであった。
しかしながら何せ「世界一」と謳われる名店ということで、並ぶのが必至と思われるし、前日は心躍りながら時間配分や段取りを仕事以上に入念に計画立て、遠足前日の子供のような気持ちで床についた。
天気は快晴とはいかないまでもいい天気、仕事は順調にこなし…とはいえ部品数が多く、時間はいつもより少しだけかかったが…いざ行かん。「世界一」の名店へ。🚚
文章では早い。もう到着。
(間の話をだらだら読むのも時間もったいないし)
11時開店のお店に11時30分頃到着すると、やっぱりお店の前には行列。しかし10人に満たない。よし!バッチリ!!😏👍
しかしながら並んでみてびっくり。窓が開いていたので店内を見てみると、今自分が並んでいる外壁を挟んで内壁にも人が並んでいる😳❗
すなわち2列!さすが「世界一」
並ぶのは苦手だが、今日は何としてもここで食べたいという気持ちが勝っていたので、携帯でメニューの確認しながら我慢我慢…。
やっと中に入れ、良い天気となった外の眩しさや暑さから逃れ、店内の明暗差に目が慣れて来たので見回す。
店内はカウンターのみ。12~3席といったところでその後ろに皆さん並んで待っている。ざっと数えて後10人強といったところ。
しかしなんと!😨店内撮影禁止の張り紙が。orz
残念だけどお店の方針だからしかたがない。上手には描けないけど絵にするか…とか思いながら待つ。
ここはかしわざるうどんが一押しらしいが、かけうどんも食べたい…。かしわ+かけうどんにしようか、それともかしわと下足の天ぷら盛り合わせ+かけうどんか…とか悩んでいると店長さん(大将とお呼びすべきか…?)から先にメニューの確認が!
どうしよう…まだ決まっていない、優柔不断男…しかし決断の時!
とっさに「かしわざるうどんの並!…」店長さんがはいはい…と次の人に視線を移し終わる前に「…と、かけうどんの並!!」
えっ!ともう一度視線を戻す店長さん。「二杯食べるの?」と再確認。
外にも並んでおられるし、申し訳無いなぁ…と思いながら「はい…」
だって、ねぇ。気軽に今日のお昼はここで!とか来られる距離じゃないし、お昼休みもそろそろ終わりそうな時間で、お店のハシゴは出来そうにないし、とか色々ぐるぐる頭の中では言い訳をしながら、難問が終わった達成感に少し気が楽になった。
そうしているとベビーカーに赤ちゃんを載せたご家族が、食べ終わって出ようとされるけど、椅子に引っかかったりして大変そうにしている。お客さんも座ってる椅子を前へ引いてあげたりしてるけどどうにも通路が確保できない。
ベビーカーって大変だよなぁ…と自分の子たちの小さい頃を思い出し、見れば引っかかっているのは壁際の予備の椅子。
丁度入口に一番近い所にいたので椅子を持って、そして引き戸を開けてあげるとお母さん達は通ることができた。
「ありがとう」と言われるも、そんなのはお互い様。自分も通ってきた道なので謝意などむしろ面映ゆい。と椅子を戻したら店長さんからも「ありがとう」ともったいないお言葉と缶のお茶サービス!
すごい!店長男前!!
逆に申し訳ない気持ちになった。
実はこの店長さんも、店員のお姉さんも気遣いが凄くて、お客さんには勿論、店員さん同士でもかける言葉や指示などがすごくやわらかい言葉。お忙しそうにしているんだけど殺伐さは全くなくどちらかというと清々しい。
店長さんはお客さんの帰る(交通機関の)時間まで計算して段取り組んだり、ずいぶん待っているお客さんにキャンディのサービスなんかもあった。
なので待っていても気持ちがいらつくなんて無かった。
さて、何人かお客さんも出て、席もちょっとずつ空き始めた。
グループで来てる方々が多く、店長さんはグループさんの席が分かれないように采配されてるようで、声かけをしながら順を変えて案内していた。
そこで突然ご指名が😲❗一人って、こういう時に良い、と思うとともに、自分の前に並んでおられるあまたのお客さんに申し訳ない気分でいっぱいになりながら席につく。😥💦…視線がいっぱい刺さってるような気がする…。
先に出てきたのはかけうどん。
これがまた丼いっぱいでお出汁があふれるからと丼の下にお皿が…、と言うかどんぶりより大きなお皿の上になみなみのかけうどんの丼が乗って出てきた。
これだけで二軒回る分の量があるんじゃないの?と思うほど。
一瞬、この後のざるうどん食べられるか?と不安がよぎる程。
味はもうどこのブログ見ても絶賛されていて、それは間違っていない!
歯ごたえしっかり、麺の太さもコシもがっつりで自然と一口食べると顔がにやける。これは高松に来たら是非食べるべき、とオススメ。👍
こちらでは大釜で茹でられるだけ茹でて、既に注文を聞いていた分に分配するよう(に見えた。間違ってたらすみません)なので、また次の麺が茹で上がるまでちょっと待つことになる。
丁度その境目だったようで、かけうどんを食べた後にそうなったが、その間も女性店員さんがすまなさそうに言って下さるので、こちらが恐縮しきりだった。💦
待ってる時もカウンターなので厨房の様子がよく見え、かしわ天が二度揚げされているのを知ったり、淀みなく次の準備をされているのを見たりして退屈は無いので、むしろその時間は嬉しかった。
…でも待ってるお客さんには申し訳ない気持ちが止まらない…
とりあえず一杯は食べ終わったのにまだ座ってるシチュエーションって…お腹すかせてますよねぇ…ごめんなさい。
茹で上がった!今度はかしわも!!
かしわはこれまた大きく一つが女性のこぶしぐらい。それが五つ。
うどんもこれまた多い。ちょっとお腹が落ち着いてたせいもあって、冷静に見てみると麺一本一本が太い。加えて量が多いのでお皿いっぱい。
…美味しそうにみえないかもしれないが、こんな感じ。
お皿からはみ出そうなぐらいだった。嬉しい悲鳴。
残すなんてとんでもない。出された食べ物は絶対に残さないのが信条!
でも心配はいらなかった。美味しいんですもの。
特にかしわ。下味がしっかりついているので、単体で美味。
大きいのでかしわとうどんを口内で一緒に咀嚼はできないけれど、かしわがおかずでうどんがご飯…じゃないけど主食といった感じ。
付けつゆがその間をうまく(美味く?)とりもってくれる。
言って良いのかわからないけれど、でも自分だけじゃないので大丈夫だと思うが、ちょっと多めにして下さったらしい。😳⁉
店員さんがこそっと教えて下さった。間が空いたからかな?と拝察するがそこまで確かめず、ただただ感謝しきりで頂いた。😭
待っている方も多かったということもあってお礼もろくに言えず、ただ手の届くところにあったおみやげ用パッケージのうどんを手にし、会計をすませて店を後にしたのであった。
長くなってしまった。けれどどうしても「はりや」さんに関しては味は勿論のこと、そのお気遣いが素晴らしく、気持ち良い食事をさせて頂けた感謝の気持ちを伝えたかった。
味は本当にもっと上手に書かれている方もいらっしゃるので、そちらにお任せして、でもそれ以外でも素晴らしい、まさしく「世界一」のお店だということをお伝えし、終わりたいと思う。
高松市に来たら「はりや」さん。これ絶対!
つるキャラ うどん脳と。
by sei-1-ro
| 2020-11-18 23:30
| 食
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